米ぬか除草とアイガモ除草
田植から1ヶ月が経つと、田んぼの苗もしだいに緑の濃さが増してきます。しかし、田んぼで育っているのは稲の苗だけではありません。水がはられてよく見えませんが、田んぼの土の表面には、何やら小さな芽が出ています。
その正体はなんと「雑草」です。数えきれないほどの小さな芽が出ているではありませんか。このままでは大変なことになってしまう。
雑草の種類もたくさんあります。
田んぼの中に生える雑草には、「ヒエ」「ミズガヤツリ」「ホタルイ」「アゼナ」などがあります。これらの雑草をそのままにしていると、田んぼの土から肥料を吸収して雑草が繁茂し、稲の生長を抑制してしまいます。そればかりではなく、成長した雑草が種をつけ翌年にはさらに多くの雑草の発生につながります。
アイガモは長期間の抑草効果はありますが、稲の苗が小さい時期には踏み倒してしまうため、苗が大きくなってからしかアイガモを放鳥することはできませんが、10a当たり10~15羽のアイガモが田んぼの雑草や害虫を食べてくれます。放鳥後10分もすると、広い田んぼ全体を自由に泳ぎ回り、雑草を食べ始めてくれます。