お米の保管について ~米びつ当番をご利用下さい~
ジメジメと湿気の多い梅雨の時期、お米の品質が最も難しくなる時期でもあります。おいしくお米を食べていただくために、ご家庭でのお米の保管には充分にご注意ください。
私たちの農場では、お米の栽培期間中はもちろん、収穫後も農薬による防虫、殺菌剤の使用は一切ありません。収穫したお米は保管に適した水分まで乾燥して、籾のまま保管します。籾殻をつけたまま保管したお米は、カビの発生や害虫の被害をうけにくく、美味しさを損なわずに保管できます。毎月出荷する分だけ籾殻を取り除き玄米にします。出荷直前に玄米を精米してお届けしているため、収穫したての味や風味を味わっていただきます。
お米は空気に触れる事で、酸化して品質が変化してきます。玄米の状態で、およそ1年程度、精米の状態では、1~3ヶ月まではおいしく食べていただけます。ただし、気温が高くなる夏場は、精米後1ヶ月以内に食べきれる量を購入することをお勧めします。精米したお米はできるだけ温度変化の少ない涼しい場所に保管するか、冷蔵庫の野菜室が保管に適しています。この時冷蔵車内の他の食品の臭いなどがお米に移らないように、蓋付きの密閉容器に移して保管してください。
お米の品質が低下してくると、虫が発生することがあります。その多くは「コクゾウムシ」という体長3~4ミリで、茶色又は黒色の甲虫です。名前の通り鼻が長い「ゾウ」のような顔つきをしています。また、「ノシメマダラメイガ」という蛾の幼虫が糸を吐いて巣を作っていることがあります。
板倉農産では袋に記載している「とう精年月日」から1ヶ月以内に、これらの害虫やお米の変質が確認された場合、お米のお取替えをさせていただいております。もしも、お米にお気づきの点がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。
お米に害虫を寄せ付けないようにするために、「にんにく」や「トウガラシ」をキッチンペーパーやテッシュに包んで、お米の袋に入れておくと虫がつきにくくなります。6月のお米の発送から、「米びつ当番」(天然トウガラシ)を同封しております。美味しくお米を食べていただくために、是非ご利用ください。