米ぬか風呂で全身つやつやに
米ぬかの美肌効果は、顔だけではありません。風呂に利用すれば、全身美容もできます。昔から、地域によっては米ぬか風呂に入る習慣がありました。この場合は、米ぬかを直接お風呂に入れるわけではありません。米のとぎ汁を利用したり、米ぬかをこした水を入れて入浴していました。
この風呂は、血行をよくして、体を芯から暖めるといわれています。体が暖まれば、発刊が進み、全身の新陳代謝もよくなります。その結果、肌つやつやしたり、水虫が改善されたり、冷え性や肩凝り、神経痛、リュウマチなどにも効果があります。
安価な商品ですので、入浴剤として利用しても、経済的な負担はそれほど大きくはならないはずですから、ぜひとも毎日の入浴に取り入れたいものです。
その場合に、米ぬかをこしたりするのは手間がかかりますから、簡単にできる方法を教えましょう。もちろん、そのまま米ぬかを浴槽の中に入れるのが一番簡単な方法ですが、それでは排水溝がつまってしまいます。ですから手ぬぐいのような薄手の木綿布で袋を作り、その中に米ぬかを入れて浴槽に浮かせばいいのです。袋の大きさは自由ですが、やや大きめの石けん程度でいいでしょう。その中に米ぬかをたっぷりと詰め込んで使用します。一度使った米ぬか袋は、何日も使用できるものではありません。袋の中に入れる米ぬかは毎日入れ替えましょう。
袋が濡れると、中から白い汁が出てきますが、これが美肌を生む成分です。使っているうちに、白い汁はだんだん出なくなりますから、できれば浴槽に入れるものと、体を洗うものの二種類を用意するといいでしょう。石けん代わりにこの袋で体をこすれば、体のかさついたところもしっとりしますし、腕や足の気になるシミも薄くなってきます。
皮膚をなでるだけでなく、マッサージするようなつもりで丁寧に洗ってください。洗い終わったら、シャワーを浴びて浴槽に入り、うっすらと汗が吹き出るまでゆっくりと浸かります。
二、三回では、効果があまりはっきりとわからないことがありますので、最低でも一ヶ月続けて見てください。