米ぬかパワーを活かすには[生活編](1)
あまった米ぬかは食器洗いに利用する
昔は、今のような台所洗剤などありませんでした。そんなときに大活躍したのが、米ぬかです。中に含まれる脂肪分が食器やナベの汚れを見事に落としてくれるのです。
油汚れは油で落とさないと十分ではありません。その点、米ぬかならば脂肪が含まれていますから、洗剤としても役にたつというわけです。
洗剤として利用するときには、食器洗い用のスポンジに、直接米ぬかをふりかけるだけでOKです。大きなお皿やナベを洗う時には、直接ふりかけて、ゴシゴシこすってもかまいません。このとき、排水溝にカスが詰まらないように注意してください。
米ぬかは洗顔石けんとしても使用できるものですから、食器を洗っても手荒れする心配はありません。むしろ、ささくれやシミが消えて、ツヤツヤの美しい手を保つことができます。また、汚れたふきんを漂白するときも、漂白剤を使用せずに、米ぬかを使ってみてください。ナベに湯をわかし、その中に米ぬかを入れ、汚れたふきんを入れて、しばらく煮るだけで、びっくりするほどふきんがきれいになります。漂白剤のいやな匂いもないし、取り扱い上の心配もありません。