米ぬかパワーを活かすには[食事編](1）
年齢に応じた適量を家族で食べよう
食事は家族みんなで食べる方がおいしいし、消化吸収もよくなります。米ぬかを食べるとなると、やはりひとりでやるよりも、家族みんなでやったほうが効果的です。食生活による健康法は、家族の協力があってこそ、長続きするのです。米ぬかは子供から老人まで、だれでも食べてかまいません。むしろ、効果が家族全員にいきわたりますので、家庭も明るくなり、いうことなしです。
家族の中にひとり病気の人がいると、家族にも同じ症状が現れることがあります。同じものを食べ、同じリズムで生活しているのだから、当然といえば当然の事です。たとえば、両親が太っている家庭では、子どもも太る傾向があります。これは家族全員が肥満しやすい生活を送っているために起こる現象です。ですからできれば米ぬかは家族全員で食べるといいでしょう。ただし、各年齢によって、多少きをつけなければならない点があります。
米ぬかには、栄養素の消化吸収を妨げる働きがあるので、成長期の子どもたちには、あまりたくさん食べないようにします。一日スプーン二杯程度を限度としましょう。大人の場合は、だいたい一日に大さじ三杯が適量です。カロリーオーバー気味の食事になりがちな人は、これよりも多少米ぬかの量を増してください。食べたものをなるべくたくさん排出するようにするためです。やせたいからといって、たくさん食べるのはよくありません。一度に急激にやせようとしなくても、米ぬかを食べはじめると便通がよくなり、しだいに肥満も解消されていくはずです。
