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米ぬかパワーを活かすには[食事編](6)

バランスのよい栄養の取り方

  米ぬかを食べるときには、主食にプラスして食べるのですから、主食が偏らない限り、特別栄養バランスに気を配る必要はありません。その点は玄米よりも簡単で、手軽といえるでしょう。ただし、「いつも食事のときに米ぬかを食べればいいんだ」と決め付ける前に、「いつもの食事」の栄養バランスを確認してください。知らず知らずの間に好き嫌いをしていたり、脂っこい食事中心の食生活になっていませんか?甘いものをたくさん食べたり、ファーストフードやインスタント食品が多くなってはいませんか?玄米に比べて、米ぬかの場合は、かならずしも「これを食べなさい」という決りがあるわけではないのですが、やはり基本的に栄養バランスの取れた食生活を続けなければなりません。では、栄養バランスの取れた食事とは、どういうものでしょう?

 食品に含まれる栄養成分を似たものどうし、三つのグループに分類し、これら三つの食品群をまんべんなく食べるのが理想といわれています。三つの食品群とは、第一群(タンパク質源)体のもととなる食品、卵、牛乳、チーズ、肉類、魚介類、ハム、豆腐、みそなど。第二群(エネルギー源)体を機能させる熱源となる食品、穀類、バター、植物油、砂糖など、第三群(ビタミン、ミネラル源)体の調子を整える食品、野菜類、果物、小魚、海草など、第一群(タンパク質源)を赤、第二群(エネルギー源)を黄色、第三群(ビタミン、ミネラル群)を緑というように、三色にたとえると覚えやすくなります。食事のメニューのうち、赤や黄色ばかりが多く緑が少なくなっていないかどうか、黄色が多すぎないかどうか自己チェックしてみましょう。もちろん、緑の食品ばかりが多くて、赤や黄色の食品の摂取量が極端少ないのも、栄養不足ですから注意が必要です。このように、食品に含まれる栄養素をそれぞれ赤、黄色、緑三色に分類して考えると、バランスが崩れていないかどうかチェックするのは簡単です。カロリーオーバーの場合は、黄色の食品を減らすようにします。赤や緑の食品を減らすのは体のために良くありません。

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