米ぬかを食べて立ちくらみしなくなり、元気に働けるようになった
田村典子(53歳)
さっそく米屋でぬかを買ってきて、食べることにしました。ところが、私は肝心な食べ方を聞いていなかったのです。はじめて食べたときには、無謀にも米ぬかをそのまま口に放り込みました。結果は当然のことながら、むせてしまいました。そこで、知人に電話をして食べ方を教えてもらいました。まず、なるべく新鮮な米ぬかを用意します。それを煎って、一日にカレースプーン一杯分を水で溶いて朝食の前に食べていました。私の場合は水で溶きますが、水をあまり入れずに溶いていたので、飲むというよりは、ドロッとしたものを食べるといったほうがいいかもしれません。
この方法で毎日食べ続けていたところ、約1ヶ月で効果が出はじめました。それは、体がフラフラしなくなったことがわかりました。それまではちょっとした用事で外出すると、何か足が地についていないような感じがしていました。しかし、米ぬかを食べはじめてからは、それがなくなってきたのです。
さて、食べはじめて最初の検査の日が来ました。CTスキャンを撮って結果を待っていると、先生が、「治療が効いてきましたね。腫瘍が少し小さくなっていますよ」といいます。しかし、私は薬のせいではないように思いました。実は米ぬかを食べ始めてからは、病院でもらった薬はほとんど飲んでいなかったからです。米ぬかに絶対的な信頼を置いていたわけではありませんが、薬というものをあまり飲みたくなかったのです。
その後も、米ぬかを食べ続けていました。すると、立ちくらみもなくなってしまったのです。ある日突然ピタリと止まったわけではありませんが、回数が少なくなり、間隔も開いて、気がついたら何日も立ちくらみが起きていないという、うれしい状態です。
そしてまた検査の日。「もう大丈夫でしょう。腫瘍がすっかりなくなりました。思ったとおりでしたね」と、先生がCTスキャンの写真を見ながらいったのです。私は、思わず「やった~」と叫びそうになりました。
それ以来、立ちくらみはまったくありません。そして元気に働いているのです。